日本で生まれ、世界が求める
ギアドライブの限界を遙かに超える超精密遊星ローラ式トラクションドライブ

三菱遊星ローラ減・増速機は、遊星機構三要素を精密なローラにし、その転動面を高圧面で接触させ転がり運動によって形成される高粘度油膜のせん断抵抗
（トラクション力）を利用する画期的な伝動装置です。
三菱重工は、早くからこの転がり伝動装置の可能性に注目、独創的なメカニズムを考案し開発研究に着手し１９８０年、世界に先駆けて商品化シリーズ展開を
図り、従来のはぐるま機構の限界を越えるギアレスのトラクションドライブとして、現在回転高精度分野をはじめ多くの先端技術において採用されています。

低速軸トルク範囲：4〜840 Nm
速比範囲：5〜50

低速軸トルク範囲：630〜4800 Nm
速比範囲：16〜500

高速軸回転速度範囲：max14400min-1
高速軸トルク範囲：3〜15 Nm
速比範囲：4〜8

出力軸トルク範囲：0.8〜1.3 Nm
速比範囲：10〜1000

出力軸トルク範囲：6〜24 Nm
減速比範囲：5〜100

ニーズに合わせた開発対応製品

ドイツで生まれ、日本で育てた
使いやすい円筒ウォームにして最高の性能と信頼性を提供する直交系ドライブ

三菱ウォーム減速機は、ミュンヘン工科大学ニーマン教授が考案（１９４９年）した画期的な「ニーマン歯形」がベースで１９６４年より豊富な機種シリーズの商品展開を行い、以降三菱重工総合技術で数次の性能アップを経て現在に至っています。そのウォームギアは、扱いやすい円筒ウォームに属し、ウォーム側の歯形を特殊な凹円弧にし、ウォームホイル歯形をこれに共やくな凸面にて接触させる事、および一種の転位歯車とする事により得られる高性能が特長で、このニーマン歯形の採用は国内唯一であり広く産業界から高い評価を得ています。